確かに、ストレスで血圧が高くなっている可能性はあるかもね。
30代や40代の比較的若い世代の方にも血圧が高めの方はたくさんいます。
この世代では、年齢的に仕事や育児や家事をこなしていることが多く、ストレスが原因で血圧が高めになっている事が多いです。
このような方の特徴として、ストレスがかかりやすい昼間に血圧が上昇しやすいと言うことがあります。
僕、昼間の血圧高くなってる。
しかし、ストレスを完全に排除した生活を送ることは困難です。
趣味やスポーツをする習慣のある方は、ストレスをうまく発散させることができますが、なかなかそうはいかないと言う方もいらっしゃるでしょう。
ストレスが日常的にかかり、うまく発散することができていないと、今は高血圧でなかったとしても、将来的に高血圧になる可能性は高いため非常に危険です。
サプリとはないの？
それ以上の血圧の方はすぐに受診すべきで、病院で高血圧の治療を受けている方は医師の確認の下で摂取するようにしないと駄目なんだ。
僕は大丈夫そうだから、どんなのがあるのか説明してくれる？
GABAのストレスによる高血圧に対する効果
GABAの正式な名称は「γ－アミノ酪酸」で、アミノ酸の一種であり、中枢神経系における神経伝達物質として機能しています。
興奮を鎮めたり、リラックスさせる効果がある為、ストレスによる高血圧に対し効果が期待できます。
人は、ストレスがかかると交感神経が高まるようになっており、この結果血圧が上昇するようになっています。
GABAの血圧を下げる仕組みは、交感神経を抑制する為だと言われています。
また、血液中の老廃物を腎臓でろ過し、尿として排出する機能を高めたり、利尿作用により尿を増加させることで血圧を低下させるとも言われています。
ちなみに、以下のような試験データがあります。
ギャバの血圧を下げる効果を示す試験として、軽症高血圧患者３９名にギャバを１日１０～１２ｍｇ配合した乳製品を１２週間摂取したところ、摂取前の血圧に比較して、平均で収縮期血圧（上の血圧）が約１７．４mmHg、拡張期血圧（下の血圧）が約７．２mmHg下がった。
（※参考 K lnue 他： Eur J clin Nutr.57:490-5（2003））
GABAって血圧を下げる以外の効果はないの？
GABAのその他の効果
GABAの不眠に対する効果
GABAはストレスを緩和させることで不眠に対する効果も認められています。
GABAの不眠に対する効果を調査したユニークな実験があります。
GABAストレス研究センターは、日常的なストレスを軽減し、脳を落ち着いた状態にする効果があるGABA(γ-アミノ酪酸)の人体に対する効果の検証の一貫として、日中に摂取したGABAが同日夜の睡眠にどう影響を与えるか新たな実験を行いました。その結果、就寝前に限らず、昼間に一度ストレスをリセットすることで通常より早く、深い眠りが得られることが判明。
（引用 新発見！昼間に摂取したGABAがその日の睡眠の質を改善 | GABAストレス研究センターのプレスリリース | 共同通信PRワイヤー）
この実験で使用したGABAは、1日100ｍｇを用いたようです。
一般的に、不眠に対して使用するGABAの量は、血圧低下作用を目的とした量よりもはるかに多くなります。
有効性が確立されていないGABAの作用
GABAは成長ホルモンの分泌を上昇させる可能性があり、結果的に筋肉の増強作用がある可能性があります。
この為、ボディビルサプリとしても人気があるようです。
しかし、この作用にはエビデンスが確立されておらず、効果は期待できません。
ちなみに、筋力トレーニングなどの無酸素運動は血圧を上昇させるため、高血圧患者には要注意です。
その他、GABAには大腸ガン抑制作用、肝機能・腎機能保護作用、脂質代謝改善作用などが報告されていますが、エビデンスが少なく有効性が確立されていると言うレベルではありません。
GABAの安全性や副作用
GABAの安全性に対する試験が行われており、1日12ｍｇを、短期間（最長12週間）摂取する場合には、ほとんどの方にとって安全であると言えます。
しかし、妊娠中や授乳中では、試験データがないため、念のため避けておいた方が良いでしょう。
大量摂取した場合は、かえって不安を増強させ、血圧を上昇させてしまう恐れがあるため注意が必要です。
GABAと医薬品や健康食品・サプリとの相互作用
降圧剤
GABAと血圧を下げる作用にある医薬品を併用すると、血圧低下作用が増強されてしまい、低血圧になる可能性があります。
降圧剤は、長時間作用が持続するものが多く、服用時間をずらしたとしても相互作用が現れる可能性があり危険です。
血圧を低下させる作用のある健康食品やサプリメント
上記同様の理由で、併用は避けるべきです。
このような健康食品・サプリメントには、ココア（カカオ）、αーリノレン酸、インドオオバコ（サイリウム）、タラ肝油などがあります。
GABAがおススメされる方と使用量の目安
上記より、GABAは「ストレスにより血圧が高めになっている方」や、それに加えて「不眠」もある方には、適していると言えます
ストレス軽減による血圧低下を目的とする使用量の目安は、1日10～12ｍｇを、毎日朝食時に摂取するべきです。
さらに、不眠に対する効果も期待する場合は1日100ｍｇ以上の摂取が必要です。
効果は徐々に現れてくる為、12週間継続するのが望ましいでしょう。
GABAを食品で摂取するには
ギャバロン茶やぬか漬けなどにも比較的多く含まれています。
血圧低下作用を目的とする場合のGABAの1日の必要量は10～20ｍｇ程度と言われており、食品からでも十分摂取が可能ですが、不眠に対して使用する場合は食品で補うことは困難です。
GABAをサプリで摂るなら
血圧低下作用のみを目的とする場合は、毎日のご飯を発芽玄米に置き換えれる方は、1日の必要摂取量を考えると、敢えてGABAのサプリなどを摂取する必要はないでしょう。
しかし、市販の発芽玄米は白米と比べると、高価であったり、食感が若干違ったりします。
また、糖質制限している方では、白米よりも栄養価は高いと言われますが、発芽玄米も糖質であることには変わりありません。
前述したように、不眠を目的とする場合には食品からの摂取量では足りません。
そのような方には、サプリでの摂取がおススメです。
ストレスによる高血圧改善を目的とする場合
ストレス軽減による血圧低下を目的とする場合の摂取量の目安は、1日10～12ｍｇを、毎日朝食時に摂取するべきでした。
この用量であれば以下の商品がおススメです。
1粒に2.5ｍｇしかGABAが含まれていないため、1回に5～8粒の摂取が必要です。
このペースで摂取すると、この商品の3か月分で54日、6か月分で108日でなくなってしまうので、しばらく継続することを考えると、少なくとも3か月分は欲しいところです。
こちらの商品には、GABAの他に血圧低下作用のある「カルシウム」が含まれています。
以下の医薬品を服用している方は相互作用が考えられるので摂取を控えて下さい。
- アルミニウム塩
- カルシポトリオール
- ジゴキシン
- ジルチアゼム
- セフトリアキソンナトリウム
- ソタロール
- ビスホスホネート製剤
- ベラパミル
- レボチロキシンナトリウム
- テトラサイクリン系抗菌薬
- キノロン系抗菌薬
- 炭酸リチウム
- サイアザイド系利用薬
- ドルテグラビルナトリウム
- ラルテグラビルカリウム
ストレスによる高血圧と不眠の改善を目的とする場合
ストレスによる高血圧改善作用だけでなく、不眠も改善したい場合には、1日100ｍｇ以上の摂取が必要です。
また、カルシウムと相互作用のある上記の医薬品を服用している方にも、以下の商品であれば摂取は可能です。
1日の含有量が多く非常にお得な商品です。
海外の商品ですが、GMP認定を受けており、一定の品質を確保した商品だと言えます。
しかし、含有量が多いため、万が一摂取している期間中に、不安や血圧上昇が現れるようなことがあれば中止して受診するようにして下さい。
管理人：じん
血圧はストレスでも上がるって言うし、僕の血圧が高めなのはストレスのせいなんじゃないかな～。