健康食品・サプリメントの違いと健康食品の分類

健康食品の画像

健康食品とサプリメントにはどのようなメリットがあるのか?

近年、「セルフメディケーション」が話題となっています。

セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任をもち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関(WHO)では定義されています。

このセルフメディケーションを行うことにより、病院や薬局へ行くことが少なくなるため医療費が安くようになったり、医療機関までの移動に関わる時間を節約できたり、自分自身で健康を管理するため自身の健康に対する意識が高まると言ったメリットがあります。

サプリメントや健康食品はセルフメディケーションに大いに役立つものなのです。

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健康食品とサプリメントの違いは?

健康食品やサプリメントは、法令により明確に定義されている訳ではありません。

このため、健康食品やサプリメントは法令上では食品との区別がありません。

では、サプリメントと健康食品は全く同じ事を指すのかと言うとそうではなく、一般的には以下にように定義されています。

サプリメントは「ビタミンやミネラル、アミノ酸など栄養摂取を補助することや、ハーブなどの成分による薬効が目的である食品である(※1)」とされ、健康食品は「健康の保持増進に寄与するとされる食品全般のことである(※2)」とされています。
(※1 引用元「サプリメント – Wikipedia」)
(※2 引用元「健康食品 – Wikipedia」)

つまり、サプリメント栄養素を手軽に摂取することが目的の食品で、健康食品健康増進を目的とした食品となります。

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保健機能食品とは

健康食品のうち、「保健機能食品」と呼ばれるものがあります。

これは、健康食品が販売業者が独自の判断で「健康食品」と称して販売しているだけなのに対して、保健機能食品は個別に有効性安全性等に関する国の審査を受けて、機能性(商品にどのような効果があるのか)の表示が認められているものです。

保健機能食品は、認められた範囲内で機能性の表示ができるため、消費者はその健康食品にどのような効果があるのかを知ることができ、この点で他の健康食品とは大きく異なると言えます。

この保健機能食品はさらに、「特定保健用食品」と「栄養機能食品」と「機能性表示食品」の三つに分類されます。

特定保健用食品(トクホ)

健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が許可されている食品です。表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可しています。

(※引用元 機能性表示食品に関する情報|消費者庁

特定保健用食品(以降、トクホ)は食品を個別に許可するため、最も審査が厳格で信頼性が高いと言えます。

ただ、トクホは発売時期により審査の厳しさに違いがあるようです。

栄養機能食品

一日に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)が不足しがちな場合、その補給・補 完のために利用できる食品です。すでに科学的根拠が確認された栄養成分を一定の基準量含む食品であれば、特に届出などをしなくても、国が定めた表現によって機能性を表示することができます。

(※引用元 機能性表示食品に関する情報|消費者庁

栄養機能食品は栄養成分の含有量品質などを国が審査している訳ではなく、企業の法令順守意識に任せられているため、中には表示されている含有量などに違いがある可能性もあります。

機能性表示食品

事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものです。ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。

(※引用元 機能性表示食品に関する情報|消費者庁

これは国が許可したものではなく、完全に事業者の責任に委ねられています。

このため、栄養機能食品と同様に有効成分の含有量などは保証されているものではありません

繰り返しになりますが、健康食品のうち、保健機能食品に該当しないものは機能を表示することができない一般的な食品と同じ分類になります。

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健康食品が推奨される方は?

高血圧の予防などで健康食品を摂取しようと考えた場合、どのような方に勧められるのでしょうか?

既に高血圧症と診断されている方や、高血圧治療薬を服用している方は医師に処方されている薬を優先させるべきだと考えます。

血圧を下げる医薬品と健康食品を一緒に服用する場合には、低血圧の恐れや、相互作用の問題があるため、かかりつけの医師や薬剤師に相談の上で摂取するようにしましょう。

高血圧症の診断基準は

  • 診察室血圧上の血圧140mmHg以上、または下の血圧90mmHg以上
  • 家庭血圧上の血圧135mmHg以上、または下の血圧85mmHg以上

となっていますが、血圧が上記の基準値以下でかつ高血圧治療を受けていないで、血圧が高めの方に健康食品は推奨されると言えます。

いわゆる「高血圧予備軍」と言われる方です。

血圧が上記の基準を超えている高血圧症が疑われる方は、健康食品を試す前にすぐに受診する事をお勧めします。

 

以上、「健康食品・サプリメントの違いと健康食品の分類」でした。

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